写真のある暮らし
松元康明 写真展とワークショップのお知らせ

写真のある暮らし

ー松元康明 写真展と湿板写真・日光写真ワークショップのお知らせー

どうやって写真を撮るのかなと思わず色んな角度から覗き込んでしまったアンティークの大判カメラ。
はじめて見たときは、歴史とともに刻まれたその存在感に自然と強く惹きつけられました。

大判カメラという存在を知るきっかけとなった写真作家の松元康明さん。
彼の作る作品の中に、写真が発明された頃の古い大判カメラを使った「湿板写真」というシリーズがあります。
シャッターを切るために、太陽の光に合わせて数秒間静止していなければいけないこと、
液体に浸したガラスに徐々に浮かび上がる像をじっと見つめる時間はとても興味深く、
実際に体験させてもらった時は、言葉では表現できないほどの喜びと感動を感じました。

今回は、そんな貴重な写真の古典技法を見て楽しんでいただけるきっかけとなればと思い、
GENERAL SUPPLYにて2種類の写真古典技法を楽しめるワークショップ、
フィルムからの銀塩写真を展示・販売する写真展を開催することになりました。

松元 康明

San Francisco Art Instituteに於いて、写真家リンダ・コナーに師事する。
写真、ミクスト・メディア、インスタレーション作品で個展、グループ展に参加。
帰国後、東京を拠点にフリーランス・フォトグラファー、写真作家として国内外で活動中。

8x10”カメラを用い、フィルムによる銀塩プリントやガラス湿板写真で作品を制作しています。

>> http://www.one-big-tree.com/

WORK SHOP No.01

湿板写真のワークショップ

開催日:9月22日(土)14:00~ / 9月23日(日)14:00~

ご自身のポートレート、家族写真、ペットとの写真。または思いれのあるモノを持ち寄ってモノクロームのガラス写真をつくります。

お花や植物などを使ったボタニカルアートとして。お気に入りの本や道具、植物を並べ、一つのアートとして残すのもおすすめ。
お子さんの一生の思い出にメモリアルとして手や足を写したり、結婚の記念に指輪をお二人の手と一緒に撮影するのも素敵だと思います。
ものづくりをされる作家さんはご自身の作品を撮影して形に残すこともよい記念になるのではないでしょうか?

GENERAL SUPPLYの店頭にあるアンティークの工具やオブジェを使って撮影いただくこと、
また、すでにプリントされたお気に入りの写真をさらに写すことも可能です。

湿板写真は写真が発明された時の最初の技法です。(1800年前半)日本では坂本龍馬の肖像写真、
アメリカでいうと南北戦争の模様を撮った写真などがそれです。

ガラスやアルミの板に光に反応する薬品を塗布し、
それが乾かないうちに撮影~現像までを完了しなければならないので湿板(Wet Plate)と呼ばれます。
こういった技法なので、その場で撮影したイメージを見られるのもこの技法の特徴です。

<湿板写真のワークショップについて>

◆湿板写真は専門知識と技術をともなう印画技法です。
基本的な写真製作は講師の松元さんが行いますが、構図などは参加者の方に決めていただけます。

◆大判カメラを実際に操作していただけます。
古いフランス製のレンズ(Emil Francaise 1866年頃)の味わい深い描写もお楽しみください。レクチャーしますので初心者の方にも安心してご参加いただけます。

◆感度がとても低いので、天候によっては撮影時に時間がかかる場合があります。
天気が悪いもしくは雨の場合、ご家族やペットとの写真をご希望の場合は(30秒~3分)動かず静止出来る場合のみ撮影可能となります。万が一、撮影が難しい場合は、大判カメラを使いフィルム撮影に変更もしくはキャンセルとなりますこと予めご了承ください。

◆制作するもの:8x10サイズの湿板写真を1枚製作します。
製作した作品は紙箱にお入れしてお渡しします。

◆参加費:12,000円

◆持ち物:撮影したいものや写真、作品、植物など

◆お申込み方法:参加ご希望の方は、お問い合わせフォームより下記の内容をお知らせください。
お名前、メールアドレス、電話番号、参加人数、ご希望日時

WORK SHOP No.02

日光写真のワークショップ

開催日:9月22日(土)11:00~ / 9月23日(日)11:00~

今回使う技法は、Vandyke Brown Print (ヴァンダイク・ブラウン・プリント)といって、写真が発明されてしばらくして開発された古典技法です。
Vandykeという中世の画家の特徴であった美しい茶色に似たトーンを出せるのでこの名前になりました。

この薬品は主に紫外線に感光するので、写真を焼き付ける時には日光を使います。
小さなお子様にも気軽に体験できるので、親子でのご参加も楽しんでいただけると思います。

光が透ける葉や瓶などを使えばスケルトンなイメージになるし、光を通さないものを使えばくっきりとしたシルエットになります。
お気に入りの植物やドライフラワー、道具などを使ってあなただけの特別なアートを一緒に作りませんか?

<日光写真のワークショップについて>

◆太陽の光を使って行うため、天候によっては開催できない場合がございます。

◆制作するもの:A4サイズのプリントを4-5枚製作します。

◆参加費:子供1,000円、大人:3,000円

◆持ち物:撮影したいものや写真、作品、植物など(A4サイズに入る大きさ)

◆お申込み方法:参加ご希望の方は、お問い合わせフォームより下記の内容をお知らせください。
お名前、メールアドレス、電話番号、参加人数、ご希望日時

松元 康明 写真展

開催日:9月22日(土)~10月8日(月)

今回は、現在進行形の3つのプロジェクト、”alchemist’s dream”(錬金術師の夢), “existence”, “ghost sits in the memory” から数点ずつ展示します。
文字のないおとぎ話、古いもの達のポートレート、想い出のカケラと、
それぞれのシリーズによってテーマは異なりますが、共通したテーマとしては、”目に見えないものを撮る”という事です。

現存しない想像の世界や、長い時を経た威厳、ふと鼻を掠める風の匂いが一瞬引き戻してくれる遠い想い出。
そういった目に見えないものを、可視化する為に松元さんはカメラを使います。
そしてそれらが実際にこの世界に存在する証明として、フィルムでの撮影は外せない要素なのです。

yasu matsumoto

深い黒が特徴の銀塩作品。この黒と豊かなトーンは銀塩でしか表現できない魅力があります。
松元康明さんの作品に関する考えやストーリーに共感いただける方とのご縁を大切に、当日は、展示する写真の販売も行います。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

写真のある暮らし -Acru カスタムオーダー会&POPUP STORE-

開催日:9月22日(土)~10月8日(月)

同期間中、カメラストラップやカメラバッグなど、写真と日々がつながる寫眞道具を大阪のアトリエで創作している
「ACRU(アクリュ)」によるカスタムオーダー会と展示販売を開催します。
機能的でありながら使い込むほど体に馴染む愛らしい革道具です。カスタムオーダー会は、9/22と23だけの2日間限定の貴重なイベントとなります。
ご興味のある方は是非お気軽にお立ち寄りください。

>> 詳細はこちら

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