佐渡島の風土を語るアート集
フランス人アーティスト”シャルル・ムンカ”が制作したアートをまとめた作品集「RED RIGHT RETURN」
さどの島銀河芸術祭2020で公開された作品を中心に多くの作品が収録されています。
能登と佐渡島を渡る行商人のようにその風景をたどり回顧したような作品は見た目以上に空間に馴染んでおりその歴史を写しているかのようです。
ムンカ氏がその身を持って体験した冬の佐渡、冬の日本海の厳しく荒々しい中にある琴線を表現。
雄弁に語るというよりもじっとたたずむその姿に息をのむ美しさがあります。
ロビンペッカム氏、藤原哲平氏、ジン・マイヤーソン氏によるインプレッションも収録されており作品背景をそれぞれの視点で楽しめるのも読みごたえがあります。
読者の感性に補足をするように言葉が紡がれています。
このアートを通して能登や佐渡に思いを馳せてしまうそんな作品集。
特にさどの島銀河芸術祭で実際にアート目をした人にはおすすめです。