アートとして飾りたくなる
バウハウスのドローイング

デザインとアートバウハウスとドローイング

バウハウスの魅力的なドローイング

今回は現在のデザインにも大きな影響を与え続けているバウハウスの紹介です。

建築を学んだ者で知らない人はいないというくらい有名な学校。
開校していたのはわずか14年ですがモダニズム建築の基礎を築き上げました。
デザインとアートバウハウスとドローイング
<引用元:https://ja.wikipedia.org

建築以外にもピエト・モンドリアンの赤、黄、青の三原色で描かれた抽象画は、
今現在も人気の高いデザインとしていろいろなところに使われています。
ミニマリズムの象徴でもありますがとても豊かさを感じる表現です。
デザインとアートバウハウスとドローイング
<引用元:https://ja.wikipedia.org

日本でもモダニズム建築は輸入され、影響を受けました。
当店から近い距離にある愛知県芸術大学の講義棟も、
吉村順三氏によって建てられた日本におけるモダニズム建築のうちの一つ。
力強いピロティが印象的です。

いろいろなところで大きな影響力を持つバウハウスで描かれたドローイングたちはそのものが
絵画になってしまうような魅力を兼ね備えています。
デザインとアートバウハウスとドローイング
<引用元:https://www.harvardartmuseums.org

このドローイングは作者不明のものですがコルビジェの柱、床(スラブ)、階段のみで構成された
ドミノシステムを彷彿とさせるほどシンプルで力強いデザインです。
影の表現も二色のみでここからも無駄を省いたモダニズムを感じます。
デザインとアートバウハウスとドローイング
<引用元:https://www.harvardartmuseums.org

ハンズダストマンのドローイングは黒ベースに白い線で描かれており、
白ベースよりも立体感を感じます。
住宅用のソファの設計図ですが構図も美しくそのまま飾りたいと思ってしまうほど。
また、設計した建築もピロティや水平連続窓などコルビジェの5つの要点の影響を多く受けています。
デザインとアートバウハウスとドローイング
<引用元:https://www.harvardartmuseums.org

ヴァルター・グロピウスのドローイングはどこかかわいらしい雰囲気を持っています。
このスケッチもハンズダストマンと同じ住宅の椅子を設計しているときのものです。
これもまたどことなくコルビジェのLC7という椅子を連想させるデザイン。

ドローイングには完成した時よりもコンセプトのイメージなどがより多く含まれているように感じます。
特に合理主義、機能美を追求したモダニズムからはその美しさが読み取りやすいのではないでしょうか。

当店でもバウハウスの物ではありませんがブループリントを取り扱っています。
良い建築や家具はドローイングまでも額に入れて飾りたくなるものなのかもしれません。

<一枚目画像 引用元:https://www.harvardartmuseums.org

著者:アキホコーシ

大学で建築デザインを学び、現在GENERAL SUPPLYで働くスタッフ。
暮らしにフォーカスしたコラムを連載中。

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