ガラスドームに込められた世界

ガラスドームに込められた世界

19世紀のアンティークインテリア

アンティークのもので作られた年代がはっきりとわかるものは、
時代背景からいろいろなことが推察されてアイテムに深みが増すような気がします。

今回ご紹介するアイテムはこのガラスドーム。
これは「グローブ ド マリエ」といわれるもので結婚式の際、
親や兄弟から贈られた品だそうです。
パッと見ただけでも華やかでかわいらしい雰囲気が感じられます。
19世紀の末ごろのフランスで使われていたものですが、
当時どれだけの女性が結婚式を挙げられたのでしょうか。

最近では式を挙げない夫婦も増えてきましたが結婚祝いは別。
娘や姪などの親族だけでなく友人という場合もあるでしょう。
そんな時にもう一度100年の時を超えてプレゼントするのも面白いかもしれません。

ただ、贈り物としてだけでなく飾って楽しいアイテムなので、
自宅にディスプレイするのもいいかもしれません。
赤いクッションの上にはもらった指輪やティアラを飾っていたそうです。
大切にしているものを入れておけるショーケースにもなりますね。
ヴィクトリアン調の豪華で煌びやかな装飾は落ち着いた空間にいいアクセントになるでしょう。

グローブドマリエ

100年前の幸せの象徴が閉じ込められたガラスドーム。
眺めているだけで心温まるような、そんな気がしてきます。

アンティークには今の時代見かけないものもたくさんあり、
古いのに新鮮さがあるのも魅力のひとつなのでしょうか。

それではまた次回、お会いしましょう。


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