今回紹介するのはsimplex社のスクール壁掛け時計。
学校や公園で使われているシンプルなデザインの時計には意外な魅力があります。
スクールクロックなだけあり見た目はいたってシンプル。
文字盤のフォントひとつとっても機能美といったところでしょうか。
ドームガラスと厚みのあるボディは存在感があります。
実際に掛け時計としてはちょっと重さがあるのですが、安定感があり、それがまたいい味を出しているように感じます。
今は技術が発達し機能的な面で軽さが優先されがちですが、情緒のある重さというものはあるのではないでしょうか。
色もつや消しの黒を基調としているため上品になりすぎないのもいいですね。
よく見るものだからこそ飽きの来ないデザインというのは大事なポイント。
そしてこの時計はもともとコンセントで動く電波時計だったのですが、
クォーツを交換させていただき、単三電池一本で動かせるようになっています。
なるべくそのままの形で使えるようにしたかったのですが電波の周波数の違いからか、残念ながら日本では使えないようでした。
もともとスイープタイプ(カチカチ音のならないタイプ)だったので交換したクオーツも同タイプを使用しています。
アンティークのものを大きく直してしまうのはどうなのかなとも考えたのですが、
使えるものは使いたいですし、別のデザインに変えてしまわない限り、価値は失われないとのことなのでこういう形にしました。
改めて使えるようになると嬉しいものです。
カフェやバーディスプレイしてもいいし、自宅のインテリアでもいい、シンプルだからこそ飾りやすい時計です。
次回は商品の紹介ではないものが書けそうです。
お楽しみに!