ハイテク建築の祖
ジャン・プルーヴェのデザイン

ハイテク建築の祖、ジャン・プルーヴェのデザイン

シンプルで合理的なジャンプルーヴェのデザイン

どんな建築やどんな家具にも必ず建つための構造や基礎がありますがデザインをする際、
この部分は大きく作品に影響を及ぼします。
フランスのデザイナー、ジャン・プルーヴェはこの機能的な部分を最大限に引き出したものづくりをしてきました。

ピアニストの母とナンシー派の工芸家である父を両親に持つプルーヴェは合理的産業化を工芸に取り入れるナンシー派の影響を強く受けており、
設計した建築や家具は常にディテールを意識したデザインとなっています。
ハイテク建築の祖、ジャン・プルーヴェのデザイン
<引用元:https://www.pinterest.jp

代表的な建築のアルミニウム100周年パビリオンは4回も移設を繰り返されており「分解」して持ち運ぶことのできるモバイル建築を体現した作品です。
現在でも未来の建築として期待されるモバイルハウスをすでに形にしている先見性の高さにも圧倒されてしまいます。
これが実現したのも工業的な構造計算が頭の中にあるからこそできたことだといえるでしょう。
ハイテク建築の祖、ジャン・プルーヴェのデザイン
<引用元:https://www.vitra.com/

家具も建築同様、柱のように力のかかる部分を強調したデザイン。
代表作の「Standard Chair」もより体重がかかる後ろ脚を太くしています。
見ている側も感覚的に分かるので見ていて安定感を感じます。
また長時間座っても疲れにくい設計になっているところも合理主義のプルーヴェらしいデザインといえるでしょう。
ハイテク建築の祖、ジャン・プルーヴェのデザイン
<引用元:https://www.1stdibs.com

GENERAL SUPPLYでもデニムブランドの「G-Star RAW」が、プルーヴェに作らせた「Tropique Table」を取り扱っていました。
現在は売り切れのため在庫はございませんが、
シルバーの天板はもちろん良いのですが組み合わせた脚が非常にマッチしていて、
インダストリアルな雰囲気がありながらとてもハイグレードなデザインが印象的でした。
ハイテク建築の祖、ジャン・プルーヴェのデザイン

こちらも残念ながら売り切れになってしまいましたが1950年にデザインされたPotence(ポテンス)も取り扱っていました。
細長いアームが特徴的で一般的なウォールランプの中でもかなり大きなものですがその細さとシンプルなデザインで空間をじゃなしない照明器具です。
木製の球を持って左右に動かすことで向きを変えることもでき、
ギミックとして楽しいのもプルーヴェらしいアイテムだと思いました。
ハイテク建築の祖、ジャン・プルーヴェのデザイン

ジャンプルーヴェの作品はどれも特徴的で見たときにパッとわかります。
独自性がありながら理にかなったハイテクデザインを素直に表現してくれる、
だからこそ万人に受ける形になったのかなと思いました。

<一枚目画像引用元:https://www.vitra.com/

著者:アキホコーシ

大学で建築デザインを学び、現在GENERAL SUPPLYで働くスタッフ。
暮らしにフォーカスしたコラムを連載中。

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